トイレ側床高さ調整・嵩上げ工事
施工前はトイレと廊下の床に段差があり、足を上げてトイレへ出入りする必要がありました。そこで、トイレ側の床高さを調整するため、床の嵩上げ工事を行いました。施工時には既存床の状態を確認したうえで下地を整え、仕上げ後の高さを考慮しながら床面を調整しています。床下地は完成後には見えなくなる部分ですが、ここを適切に施工しておくことで、床の沈みや不安定さを防ぎやすくなります。段差を残したままでは転倒リスクが続くため、安全に移動できる床高さを意識して施工しました。
廊下側床スロープ造作
トイレ側の床高さを調整した後は、廊下側からトイレへスムーズに移動できるよう、床にスロープを造作しました。施工前は段差をまたぐ必要がありましたが、スロープ形状にすることで、足を大きく持ち上げる動作を減らせます。施工中は床の高さや勾配を確認しながら下地を整え、仕上げ後に引っかかりが生じないよう納まりにも注意しました。小さな段差でも身体の状態によっては大きな障害になるため、単に高さを合わせるだけではなく、実際の動線を考えて施工しています。
手すり設置のため壁面段差調整
手すりを設置する前に、取り付ける壁面の段差を調整しました。施工前は手すりを設置するための壁面に段差があり、そのままでは手すりを適切に固定しにくい状態でした。そこで、手すりを取り付ける位置を確認し、壁面を調整して設置しやすい状態に整えました。手すりは体重をかけて使用することがあるため、見た目だけでなく、しっかり固定できる下地や取り付け状態が重要です。壁面を適切に整えずに設置すると、使用時のぐらつきなどにつながる可能性があるため、完成後には見えなくなる部分も確認しながら施工しました。
便座と手すり設置工事
床と壁面の調整が完了した後、トイレ・ウォシュレットと手すりを設置しました。施工前は立ち座りの際につかまる場所がなく、一人でトイレを使用することが難しい状態でしたが、手すりを設置することで身体を支えながら動作できる環境へと改善しました。便器・ウォシュレットの設置では、給排水の接続や各部の納まりを確認し、漏水が起こらないよう接続部を適切に処理しています。最後に便座や手すりの固定状態を確認し、実際の動作を想定して安全性を確認しました。これにより、毎日のトイレ利用時の負担軽減につながりました。