縦枠の取り付け
施工では、まず内窓を構成する縦枠から取り付けていきます。施工前には、現地調査で確認した窓の寸法や設置スペースを踏まえ、取り付け位置に問題がないかを確認します。そのうえで、室内側の窓枠に合わせて縦枠を固定していきます。縦枠は、内窓全体を支える重要な部材です。左右の位置や垂直方向の精度が不十分だと、後から取り付ける障子の動きや、窓を閉めた際の密閉性に影響することがあります。取り付け位置を慎重に確認しながら作業することで、次の工程へスムーズにつなげます。枠の固定や位置合わせを適切に行うことは、施工後の開閉不良や隙間の発生を防ぎ、内窓の性能を活かすためにも重要です。
工程2:上下枠の取り付け
縦枠の取り付け後は、内窓の上枠と下枠を取り付けます。上下枠は、窓の開閉を支えるとともに、障子を正しい位置に納めるための重要な部材です。施工前の既存窓では、内窓を設置するための枠がまだない状態のため、縦枠との接合部分や水平・垂直のバランスを確認しながら組み立てます。上下枠の位置がずれていると、窓の動きが重くなったり、閉めた際に隙間が生じたりする原因になります。また、枠の固定が不十分なまま使用すると、開閉を繰り返すうちに不具合が起こる可能性もあります。そのため、枠全体の納まりを確認しながら取り付けることが大切です。上下枠まで正しく固定することで、次の窓の取り付けに向けた土台が整います。
工程3:窓を立て込む
枠の取り付けが完了したら、内窓の障子を立て込みます。障子とは、ガラスなどが組み込まれた開閉する窓部分のことです。施工前は枠だけの状態ですが、この工程で窓本体を組み込むことで、内窓としての形が整います。取り付けの際は、上下のレールや枠の位置に合わせて障子を納め、無理な力を加えずに開閉できるかを確認します。障子が正しく納まっていないと、動きが重くなったり、窓を閉めても密着しにくくなったりすることがあります。そのまま使用すると、日常的な開閉の負担が増えるだけでなく、隙間から空気が出入りし、断熱性や気密性にも影響する可能性があります。窓を正しい位置に立て込み、次の調整工程で細かな状態を整えていきます。
工程4:建付け・クレセントの調整
最後に、内窓の建付けとクレセントを調整します。建付けとは、窓が枠に対して適切な位置に納まり、スムーズに開閉できる状態のことです。クレセントは、引き違い窓などに使用される、窓を閉めた状態で固定するための金具です。施工前の枠や障子の状態を踏まえ、取り付け後に窓が引っ掛からずに動くか、閉めた際に左右の障子が適切に合わさるかを確認します。調整が不十分だと、開閉のしにくさや施錠不良、隙間の発生につながる可能性があります。そのため、窓の動きとクレセントの掛かり具合を確認し、必要な調整を行います。こうした最終確認まで丁寧に行うことで、内窓を日常的に使いやすい状態に整え、断熱性や気密性を活かせる仕上がりを目指します。