足場仮設工事
屋根工事を安全かつ確実に進めるため、まずは建物の周囲に足場を仮設しました。屋根は高所での作業となるため、作業員の安全確保だけでなく、屋根材や工具を安全に運搬するためにも足場が重要です。施工前は既存屋根が劣化しており、雨水の浸入が心配される箇所もありました。足場を設置することで屋根全体へ安全にアクセスできるようになり、この後の太陽光撤去や屋根材の施工を進められる状態にします。足場を設置せず無理な作業を行うと、安全面だけでなく施工品質にも影響するため、最初の重要な工程です。
太陽光パネル撤去
既存屋根には太陽光パネルが設置されていたため、カバー工法を行う前に撤去作業を行いました。屋根全体に新しい防水シートとスーパーガルテクトを施工するには、パネルや架台が設置されたままでは作業できない部分が発生するためです。施工前の状態では屋根の一部が太陽光設備によって覆われていましたが、撤去することで屋根面を確認しながら工事を進められるようになります。太陽光設備をそのままにして施工範囲を限定すると、防水処理が不十分になる可能性があるため、今回は屋根全体を適切に改修できるようにしました。
既存板金とヌキ撤去
続いて、既存屋根に取り付けられていた板金とヌキを撤去しました。ヌキとは、板金などを固定するために使用される下地材の一つです。既存の板金や下地をそのまま残して新しい屋根を施工すると、仕上がりや納まりに影響する場合があるため、今回のカバー工法では必要な部分を撤去して施工面を整えました。屋根の劣化が確認されていたことから、表面だけを新しくするのではなく、施工に必要な部分を一つずつ確認しながら進めることが重要です。撤去後は次の防水シート施工に向けて屋根面を整えました。
ゴムアス防水シート張り工事
屋根面を整えた後、ゴムアス防水シートを張りました。防水シートは、屋根材の下に施工される防水層で、万が一屋根材の隙間などから雨水が入り込んだ場合にも、建物内部へ水が到達するのを防ぐ重要な役割を担います。今回のお住まいでは、既存屋根に劣化が見られ、雨水の浸入が心配される箇所もあったため、新しい屋根材だけでなく、その下にある防水層を適切に施工することが大切でした。防水シートを屋根面にしっかりと施工し、この後のスーパーガルテクト葺きに備えます。
スーパーガルテクト葺き工事
防水シートの施工が完了した後、新しい屋根材としてスーパーガルテクトを葺いていきました。既存屋根の劣化によって雨漏りが心配されていた今回の現場では、屋根表面だけを部分的に補修するのではなく、屋根全体を新しく覆うことで、屋根の防水性能を高めることを目指しています。スーパーガルテクトを屋根の形状に合わせて順番に施工し、屋根面を新しい仕上がりへと変えていきます。施工前は劣化が見られた既存屋根でしたが、新しい屋根材を施工することで外観も一新され、雨漏りへの不安を軽減するための屋根へと仕上げていきます。
役物板金取付け
屋根材を葺き終えた後は、屋根の端部や取り合い部分などに役物板金を取り付けました。屋根は平らな部分だけで構成されているわけではなく、棟や端部など雨水が集まりやすい場所があります。こうした部分を適切に納めることは、屋根全体の防水性を保つうえで重要です。今回もスーパーガルテクト本体を施工しただけで終わりにせず、各部の形状に合わせて役物板金を取り付け、雨水が内部へ入り込みにくい状態に仕上げました。劣化した既存屋根をそのまま放置すると雨漏りが進行する可能性があるため、細かな部分まで確認しながら施工しています。
換気棟施工
最後に換気棟を施工しました。換気棟は屋根の棟部分に設ける換気部材で、屋根内部にこもる湿気や熱を外へ逃がすために使用されます。屋根内部に湿気がこもった状態が続くと、下地材などの劣化につながる可能性があるため、屋根を長く維持するうえでも適切な換気は大切です。今回の工事では、スーパーガルテクトの施工とあわせて換気棟を納め、屋根全体の仕上げを行いました。これですべての工程が完了し、施工前に確認された屋根の劣化や雨漏りへの不安に対応するための屋根改修が完成しました。